初めてのジャケット、トラウザー選び その4〜用途別オススメ〜
前回まででウェアの種類についてお話しましたが、今回は具体的にどのモデルがどんな用途に向いているかを説明します。
2025/11/13 最新版に更新しました
前回までの記事
初めてのジャケット、トラウザー選び その1〜初めてにオススメ〜
初めてのジャケット、トラウザー選び その2〜生地について〜
初めてのジャケット、トラウザー選び その3〜形状について〜
Zhikの現在のセーリングジャケットのラインナップは以下のようになっています。

OFS800・・・オフショアセーリング向けハイパフォーマンスモデル
長期間のオフショアセーリングで風雨や波しぶきから身を守るために、動きやすさよりもプロテクト性を重視したモデル。また山や自転車の分野でGORE-TEXと並ぶ実績を持つeVentと呼ばれる3レイヤー防水透湿素材を使用しており、軽量で高い防水性を持ちながらも透湿性が特に優れている。
OFS700・・・オフショアセーリング向けミドルレンジモデル
オフショアセーリングに必須のフェイスガード付きハイカラーやダブルカフスなどを備え、軽量で防水性に優れた3レイヤー防水透湿素材を使用することでコストパフォーマンスに優れる。またレディースサロペットは背中が大きく開くことでサロペットを完全に脱がずにトイレをすることができることも特徴。
OFS600・・・オフショアセーリング向けエントリーモデル
OFS800や700と比較して襟の高さを抑えたり防水透湿生地を2レイヤーにすることで装備の簡素化とコストを抑えたモデルだが、結果的にオフショアセーリング以外の使い勝手と保温性が向上してるので冬季のショアジャケットやユニフォームとしても最適。
CST500・・・コースタルセーリング向けハイパフォーマンスモデル
突出した軽さと透湿性を持つAROSHELLファブリックと、動きやすさとプロテクト性能を両立させたデザインでインショア、オフショア問わず活躍する。
INS200・・・インショアセーリング向けミドルレンジモデル
コストパフォーマンスに優れる3レイヤーVectaファブリックと運動性を重視した細身なデザインでブイ周り等のインショアセーリングに最適。
INS100・・・インショアセーリング向けエントリーモデル
2レイヤー防水透湿素材とフルシームシールで廉価ながらも完全防水構造を備えた万能ジャケット。
オフショアセーラーにおすすめ
レーシング


クルージング


小笠原レースや沖縄東海レースなど、何日もレースで船の上で過ごすことになるオフショアセーラーは一度濡れると体力を著しく奪われてしまうため、軽くて高い防水性能を持つOFS800シリーズが最適です。
ワンオーバーナイト程度ならさらなる軽さや動きやすさを重視してCST500シリーズも選択肢に入れてもよいかもしれません。
シビアなレースよりもクルージングが中心で、コストを重視する場合はOFS700でも十分雨風をしのげるので快適に過ごせます。
インショアセーラーにおすすめ
レーシング




クルージング
運動量の多いマーク周りのレースや短距離のブイ周りレースでは動きやすさを重視したCST500やINS200がおすすめです。
またサロペットはインショアモデルとオフショアモデルの違いが少なく、むしろオフショアモデルのほうがフィット性が高く動きやすいので予算に合わせて選んでください。
レースでの性能よりも使いやすさやコストを重視する場合はINS100でも様々なシチュエーションに対応します。
ジャケット、トラウザーの選び方については以上になります。自分にあったウェアを見つけてください!

