イタリアからのロープたち ~OLYMPIC78~

イタリアで製造されているゴティフレッディ・マフィオリのロープは高品質でデザインにも優れており、世界最高のロープメーカーであるという自負があります。

しかしカタログを見ると種類と情報が多くてどんなロープかがわかりづらい・・・

弊社ではマフィオリのラインナップの中でも厳選して仕入れていますが、それでも現在取り扱いが15種類近くになっています。

これではマフィオリの良さのほんの一部しか伝えられていないのではないか・・・そんな不安が頭をよぎりました。

この連載では弊社で取り扱っている中から一つ一つにスポットを当てて解説していきたいと思います。もしかするとあなたの理想のロープが見つかるかも?

OLYMPIC 78

コア:COMPACTBRAID (DSK78)

カバー:熱処理済みポリエステル

マフィオリの中でも代表的なダブルブレイドロープです。これなら使ったことがあるという人は多いのではないでしょうか?

コアはダイニーマのDSK78、カバーは熱処理を施したポリエステルなので素材としては比較的スタンダードな構成のロープと言えますが、コアにマフィオリのCOMPACT BRAIDが使われています。

COMPACT BRAIDはストランドの編み込みの密度が高く潰れにくい特徴があり、これをコアにもつOLYMPICも潰れにくくコシが強くなっています。

ロープが潰れないということはカムクリートにかけたロープに強いテンションがかかっても変形しにくいので、軽い力で正確なタイミングでカムをリリースすることができます。

これは頻繁にトリムをする必要があるコントロールロープ全般や、ロープに強いテンションがかかるジブシートに適した特徴といえます。特に470のジブシートはトラピーズ中のカムが手元から遠い位置にあるので、適度な重量と変形が少ないOLYMPICは最適です。

カバーの熱処理も優秀でポリエステルにしては耐久性も高く、数年経っても経年劣化による変形や縮みも殆どないので(これはマフィオリロープ全般に言えることですが)長い期間使えるオールラウンドなロープです。

「変形しないロープ」というのは世界中のロープを探しても意外と少なく、その使い心地は一度使ってみると病みつきになります。ぜひ一度お試しください。

 

<まとめ>

・潰れにくい

・コシがある

・オールラウンドに使える

 

<向いている用途>

・ジブシート

・スナイプのランチャーシート

・コントロールロープ

 

次回をお楽しみに!

 

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