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関/轟組が、見事に銅メダルを獲得!
女子の吉迫/佐竹組も最終レースでトップフィニッシュし、総合11位で終えました。
代表のみなさん、お疲れさまでした!

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EURO 2004
3月16日〜20日
Olympic Garda
3月26日〜30日
Barcelona Olympic Week
4月3日〜9日
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4月17日〜22日
International Spring Cup
5月7日〜16日
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8月14日〜29日
Athens Olympic Games
更新情報
リンクにフルハイクと同志社ヨット部を追加。
それと、各コーナー間の移動がしやすくなりました。ページを一番下まで読み進んでも、コーナー移動ができるようにしました。
ページトップのタブもマウスオーバーで色が変わります。
いまさらですが・・・
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1999-2004
7/21 wed 灼熱団地

うだるような暑さが続いていますね。ホント、やばいですよ。クーラーの無い団地の4階は。年中海の上で過ごしてきた日々が、いかに暑さをしのいでいたか実感しています。もう溶けそう・・・

いよいよオリンピックも目前に迫り、世界中の注目がアテネに集まろうとしていますが、僕の方はひっそりと水面下で、次のチャレンジに向けた準備を進めています。6月・7月は精力的に関西や関東に出向いて、リクルート活動をしていました。まだ堂々と口に出せる段階にありませんが、近日中にあっと驚くコンバートを発表できるでしょう。

そんな未来の環境作りも大事だけど、日銭を稼がにゃあ飯が食えません。いまは2つのウェブサイト作りと、2つの大会の記念品作りの仕事をしています。自分のサイトさえもろくにメンテできていない人間が、人様のサイト作りに手を出そうなんざ・・・ああ考えが甘かった・・・遅々として進まない・・・

雌伏の時を過ごしながらも、次なる挑戦へ向けての準備は着々と進んでいます。ご期待ください。

とりあえず、頑張って働いて、クーラー買おう!

7/13 tue 気になるCM

♪ちゃーん、ちゃちゃちゃーんちゃちゃちゃーんと探そう〜
仕事探そう〜
そこのフリーター〜〜さん〜♪

7/8 thu  私的改革案

前回の僕の問題提起に、貴重なご意見をいただいた方々、ありがとうございました。ずいぶん間が空いてしまいましたけど、今回は僕の私的改革案を披露させていただきます。

僕は前回、日本からSime Fantelaを産むことは可能でしょうか?と問いました。が、この問いかけの真意が伝わらなかったのかな?という書き込みがいくつかありました。ひとえに僕の表現不足によるものです。ごめんなさい。

僕が言いたかったのは、いまの日本の17歳では、15m/sのコンディションで470を乗りこなす体力、体格が決定的に不足しているということです。そもそも、このコンディションでは出艇さえもさせてもらえないでしょう。だからこそ僕は、クロアチアの若き才能に恐れおののいたのです。

二宮氏も指摘されていましたが、いまの日本の高校セーラーは、本当に驚くほど小さく、細い子ばかりです。現在唯一のインターハイ種目である、FJで勝つにはその方が適しているからです。

高体連に採用された当初のFJには、トラピーズやスピンがありませんでした。僕の高校時代には、すでにいまのスタイルのFJになっていましたが、カラダの大きな生徒には、スナイプがありました。
もっと昔は高校生がフィンに乗っていた時代もあります。

乗馬や競艇なら、小さくて軽い選手が有利なのは世界の常識かも知れません。しかしヨットは違います。吹きつける風、打ち寄せる波に負けない大きな体、強い力が不可欠です。だからこそ、49erのようなハイパフォーマンスボートが隆盛を誇る一方で、フィンやスターに乗る大男たちが、いまも昔も変わらぬ尊敬を集め続けるんです。岩のような大男が、山のような大波を超えて疾走する姿は、理屈抜きにカッコいい!

例えば現在プロセイラーとして世界を飛び回る早福選手や脇永選手、J24の世界チャンピオン兵藤和行選手、そして小松一憲JOC専任コーチ。この方々が、もしいま高校生だったとして、FJに乗る姿を想像できますか?きっとダイエットを強要されるでしょう。つまらないといってヨットを辞めちゃったらどうするんですか!?未来のスーパースターなのに!

ヨットのようなマイナー競技において、底辺の拡大は至上命題で、カラダが小さかろうが大きかろうが受け入れられる、競技としての懐の深さが求められます。
そして本来、ヨットは懐が広いんです。

僕らは今年メルボルンで、パラリンピック種目に採用されている、国際2.4m級のレースを見ました。そこには連日10mを超えるシーブリーズの中、健常者に負けじとかっ飛ぶ、たくさんの障害者セーラーの姿がありました。陸の上では車椅子が欠かせない彼らにとって、海の上を自由に走り回れることがどんなに楽しいか。そして健常者となんら区別されずに、対等にレースを戦えることがどんなにうれしいか。そのことを思うと、このスポーツの懐の深さを誰かに誇りたい気持ちでいっぱいになりました。

ひるがえって、日本ヨット界の懐の狭さには情けない思いがします。一刻も早くインターハイの採用艇種を追加・変更し、カラダの大きな選手にも活躍の場を与えるべきです。そしてその中から、49erやトルネード、フィン、スター、イングリングなどでオリンピックを目指そうという選手が出てきて欲しい。もちろんオリンピックだけじゃなく、アメリカズカップでも、ボルボオーシャンでも。そういう高みを目指そうとした時に、強く大きなカラダは、なにものにも代え難い武器になるでしょう。

ユース世代の育成を考えるならば、レーザーラジアル、420、29erといった、国際標準の艇種が理想です。これらのフネはクラスルールが非情に厳格なので、遠征の度にフネを運ばなくても、現地で借りれば済むというメリットがあります。いま日本で普及しているFJ、スナイプ、470などは、クラスルールが比較的緩く、乗り手の自由度が高いので、自艇でない場合の不利が大き過ぎます。

その意味で、僕が期待しているのはセーリングスピリッツです。国際クラスではありませんが、ワンデザインなので、どのフネに乗っても大差ありません。価格も安いし、単純に乗ってて楽しい。高校生も大学生も、どんどんこういう楽しいフネに乗るべきです。

国内でも海外でも、カラダだけで遠征して、現地の選手の家にホームステイできれば、遠征にかかる費用は激減します。いろんな場所に行って、いろんな選手との交流ができること。これもヨットの大きな魅力の一つだということは、このサイトをご覧になってきた方ならよく分かるはずです。

できるだけたくさんの人にヨットに触れてもらい、ヨットを知ってもらい、ヨットに乗ってもらい、そしてそれぞれの好きな形でヨットを続けてもらうことが重要なんです。ディンギーもキールボートも、ワンデザインもスクラッチもマッチレースも。ヨットの楽しさに貴賎はありません。

自分で言うのもなんですが、僕はインターハイ至上主義、インカレ至上主義の王道を歩んできたので、そのいい部分と悪い部分の両方が良く分かります。ときにみなさんから、オリンピック至上主義なんじゃないかと指摘を受けるのも、僕のそうした経歴から生まれてくるものだと思います。

だからこそ、もっといろんなヨットの楽しさを知りたい。いろんなフネに乗りたい。そして、オリンピックを目指すという楽しさもたくさんの人に伝えて行きたい。そう思っています。

全力でアテネだけに向かって走ってきた4年間を終えて、やっと負けたという事実に向き合えるようになってきました。これから先もどんな形であれ、ヨットに関わり続けたいし、ヨットに乗り続けたい。その思いは消えません。

新しい一歩を踏み出すまで、まだもうしばらく充電します。

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